頑張る人を応援する大商木材の福利厚生

大商木材の福利厚生

「福利厚生」。就活時や入社してからもよく聞く言葉だけれど、何となく分かっているようで分からない、知っているようで知らないことも多いのではないでしょうか。

福利厚生とは、企業が従業員やその家族に対して通常の賃金や給与として支払う金銭報酬以外で支給するもので、毎月会社から支給されるお給料や賞与以外で会社が整備したり、補ったりしてくれるものです。

では、大商木材の福利厚生(法定福利厚生以外)はどうなっているのか…。

・通勤費(上限1万円まで)

・健康診断

・資格取得制度(大型自動車免許取得の助成など)

・研修費制度(実務に関連する研修は申請により助成するなど)

・短時間勤務制度…などがあります。

この他、弊社ならではのこんな福利厚生もあります。

・うなぎの会(土用丑の日近くで、土曜出勤がある日には、昼食に会社からうなぎがふるまわれます。感謝、感激!!)

・バーベキューや焼き肉の会(家族も参加できるアットホームな集いです)

・夏季の飲料水安価提供(夏場の作業所での熱中症対策の一環として清涼飲料水を会社でまとめて購入してあるので、低価格で提供してもらえます)

皆が楽しみにしている「うなぎの会」。この日の作業は一段と力が入ります

社員が社内研修の講師に

そして先日、福利厚生の一環として「社内研修」を実施しました。社長の一声で始まった初の試みとなる研修でしたが、これがなかなか面白い! 

自分が講師となる…と考えると冷や汗ものですが、自分の仕事についての思いや経験、得意とすること、皆と共有しておきたいことなどを話すというものです。皆が自分の経験や考えを共有することで、意思疎通はもちろん、仕事理解も深まります。

これまで知らなかった一面が見えてきたり、「こんなこと考えていたのか」「へえ~、そんなこともできるの?」といった驚き、気付きもあります。

第1回目の講師は、建山さん。後輩からのするどい質問も飛び交い、和やかな中にも“お互いを知ろう”という活気あふれる有意義な時間になりました。今後も月に1回、行っていければと思っています。

福利厚生が充実していることで子育てと仕事を両立

資格取得も後押し

子育て中の社員においては、仕事と子育ての両立ができるか不安も大きいと思いますが、「短時間勤務制度」などを上手に利用しながら仕事を継続していける体制が整っています。

資格取得等においては、過去には雇用保険の資格取得支援制度「教育訓練給付金」を利用し、実践で使えるスキルを身に付けた社員もいました。自身のキャリアアップにつながる制度を活用しながら、成長していく社員を後押ししてくれる会社です。

また会社の福利厚生として、子どもも一緒に参加できるイベント(焼肉会)なども計画されています。家族のような温かい関係性を築けていける…・そんな風土を大切にしていきたいと思っています。

「ルール化」と「情報共有」で有給休暇の取得率アップ!

福利厚生の一つである有給休暇も気になるところでしょう。弊社の職員を見てみると、ほぼ全員が翌年への繰り越しもほとんどなく取得できているようです。以前は、「〇〇日にお休みいただきます」「分かりました」「えっ、今日〇〇さん休みだった?」という具合に、実にアナログな口伝達でした。

しかし今は、全てルール化され、朝礼や昼礼で情報を共有する時間があるため、予定が決まっている場合は早めに希望を伝えます。もちろん仕事の状況次第ということはあるのですが、その分その前後の仕事のやりくりを皆でできるのもよいところだと思います。

皆が気兼ねなく休みが取れる雰囲気ができつつあるのは嬉しいことです。「ルール化」と「情報の共有化」が、弊社の有給休暇の取得率を後押ししているようです。

きっちり情報を共有することで先を見た仕事が可能になり、段取りがうまくいきます。働くときは効率よくしっかり働き、休むときはしっかり心身を休め、家族や友達と英気を養う。子育て世代の社員は、子どもの保育園や学校行事に参加したり、男性社員が「今日は休みもらって子どもの予防接種行ってきます」ということもあります。

共働き世帯が増えた今、夫婦で協力しながら子育てをする社員もバックアップしてくれる会社です。

福利厚生をどう捉える?

福利厚生を充実させることでどんなメリットがあるか考えてみました。

・従業員の満足度が高まり、生産性の向上につながる

・企業としての社会的な信頼性が増す

・従業員の健康状態のチェックができることで、健康経営につながる

・採用力がアップする

しかし、私たちが考えなくてはならないことも多いと思います。特に法定外福利厚生はあくまでも仕事を通して会社に貢献するという義務を果たしている人に対して会社が準備してくれるサポート、応援システムです。その義務を果たさずに権利だけを主張するのは本末転倒です。

この意識を全社員が持つことで、一人一人が持ち得る最大限の力を発揮でき、それが実績となり現れ、社員にも還元される。この好循環を作るために福利厚生は設けられ、会社も同じ方向に向かって走り続けられるのだと思います。

頑張る人を応援するために

社長が常日頃、「自分たちが仕事をやりやすくするために、もっとディスカションしてほしい」と言っているところにも、いろんな思いが含まれているような気がします。

仕事の進め方、情報共有の方法、休みの取り方…。数えたらきりがありませんが、これらはすべて、最初から決められていたことではありません。よりよい方法を、皆で話し合い、テーブルに乗せて考えてきたことで、もしかしたらもっと良い方法があれば、いつでも変更してよいものだと思います。

これは福利厚生についてもしかりで、「できる限りの必要な要望には応えていきたい」との社長の言葉には、「そのために自分たちが何をすればよいのかを自ら考え、実践してほしい」という期待が込められているのだと思います。

自分たちの、そして大商木材のこれからのために、何が必要なのか、なぜそれが必要なのか、それを導入したことでどんな好循環が生まれるのか―。それらを皆で考えていける風土を作っていきたいです。