ココが違う!キラリ光るわが社の技術

自社のことは自分たちが一番よく分かっている。一見、当たり前のことに思えますが、外から見るとものすごいことなのに、そのすごさに気付いていなかったり、過小評価し過ぎて自分たちの強みと認識できていなかったりすることがあります。今回は、自社の強みとなる、他社とは異なる“キラリ光る”技術について掘り下げてみたいと思います。

大商木材の誇れる技術その①:在来工法からツーバイフォー工法まで、ワンストップでの一貫受注

木造住宅の木材加工。主に、柱や梁といった軸組みで構造を支える在来工法と(木造軸組工法)と、2×4インチの断面を持つ木材と合板で作ったパネルを床や壁にして家を作り上げるツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)があります。木造建築においては、まだまだ日本古来の在来工法での加工が大半を占めますが、ツーバイフォー工法でのオーダーも増えつつあります。

一般的にこれらの工法の木材加工は、別々の工場で行うことが多いのですが、弊社は両方の加工を同一工場で行うことで、お客様の多様なご要望に応えることができます。相談、設計、加工、納品までをワンストップでできることから、納期の短縮はもちろん、建築コストの削減、きめ細やかなオーダーにも迅速に対応できるというメリットが生まれます。

ワンストップの強みはココにある!

さらにワンストップで管理できるということは、お客様への納品までのすべての工程を社内で共有できている。つまり、より質の高い製品を最短期間でお届けできることにつながります。

大商木材の誇れる技術その②:新機種導入でバージョンアップ。10メートルの長物加工にも対応

弊社では、1994年に機械の見直しを行い、新しいプレカットの機械を導入するなどバージョンアップを図ってきました。しかし機械の老朽化や経年劣化による補修の必要性が生じてきたことから2022年9月、新機種導入に踏み切りました。

導入したのは、特殊加工機「FXR-6」(五軸加工機)。これまでの「在来加工機」と「柱加工機」、特殊加工においては大工の手作業という単独作業を一元化。CADに組み込まれた情報をオートメーション化することで、すべての加工がこの五軸加工機で行えるようになりました。

長物加工ができることで提案の幅が広がる

これまでの機械では7.2メートルまでの加工しかできなかったのですが、特殊加工機の導入で、10メートルの長物加工が可能に。スーパーや量販店など、小規模商業施設で木造建築を希望されるお客様に加え、個人住宅でもオーダーメイドのこだわり住宅を希望されるお客様のご要望にも応えることができるようになりました。

10メートルの加工ができることをより多くのお客様に知っていただくとともに、私たちの提案の幅も広げていきたいと思っています。

2022年9月に導入した特殊加工機「FXR-6」(五軸加工機)

※特殊加工機「FXR-6」(五軸加工機)導入については下記ブログでもご紹介しています

大商木材の誇れる技術その③:大工の技術を生かし、建て方まで請け負える体制確立

木材加工を主業とする弊社ですが、「建て方」にも対応できる技術と人材を持ち合わせているのも特長のひとつです。一般的な木材加工会社は、木材を加工して納品までを行うといったところが多いと思いますので、他社にはない強みの一つと捉えています。

なぜ弊社が、建て方への関わりにこだわるのかには3つの理由があります。

まず一つは、“自分たちの仕事の先を知る(見る)”ことで、最終的なお客様のご要望に沿った製品づくりができているのかを確認するため。これは、弊社が住宅部門を持った経験から多くを学んだことにもつながります。

2つ目に、大工の技術があることです。自社に優秀な大工がいることは、木造住宅の要となる木材加工において最大の強みとなります。どんなに加工現場の機械化が進もうと、最後に専門職(プロ)の目が加わることで製品の質(価値)を高められていると実感します。このように大工の技術を生かしながら建て方までを請け負える会社であることは、わが社の誇れる技術だと考えています。

そして最後に、建て方を社員教育の一環と捉えていることにあります。

実際、入社して間もない社員から、「なぜオペレーターの自分たちが建て方に参加するのか」という疑問の声が聞こえてきたことがありました。

しかし建て方にいざ参加してみると、自分たちが作った柱が一本一本組み立てられ、建物を形作っていくー。仕事がカタチになっていく現場を見ることで、自分たちの仕事の意義を見出せたという答えがかえってきました。

私たちの仕事は、材料を作って終わりではありません。その先で材料がどのように生かされ、最終的なお客様の喜びにつながっているかを知ることは、モノづくりに携わる仕事をしている者として、とても大切なことだと思います。そしてこの積み重ねが、仕事のモチベーションにもつながるだと思います。

また住宅の建築現場の流れを知ることで、私たちが加工した木材がどのように現場でほどかれていくのかも分かります。すると自ずと、出荷の際に現場でのほどきやすさまでもを考慮した荷の積み方ができるわけです。

一見、些細なことのように思えますが、建て方の現場に立つと、梱包の仕方や順番がどれほどスムーズな現場作業に役立っているかに気付かされるのです。

数年前から行っているサイディングのプレカットについても同様で、カットしたサイディングの納品だけでなく施工まで行うことで、どうすればよりお客様のニーズに応えられるかを追求しています。

自分たちの先の現場、最終的なお客様の満足する製品になっているかまでー。そこを見越した仕事をすることが、弊社の社員には自然と身に付いていると感じます。新入社員も、先輩の背中を見つつ、それを大商木材のモノづくりにおけるスタンダードして吸収していきます。小さな積み重ねではありますが、これが弊社の信頼、製品の質として評価していただいている強みにつながっているのだと思います。

自社の強みを「知る」「生かす」「増やす」

日々の業務の中で、現場の私たちも「これがあって当たり前」「これができて当たり前」と思っていることがたくさんありました。それが現在、大商木材のスタンダードになっていることは、ある意味誇らしいことです。

しかしその強みを一人一人が、自社の誇るべき技術であると認識でき、これまで外へ向けて発信できていたかというと、足りていない部分もあったかもしれません。今回、これらが弊社の強みであるということを再確認し、共通認識として周知できたことで、全社員が一歩前進できたのではないかと思います。

大商木材ならではの光を放ち続けるために

ここからは、この誇れる技術にいかに磨きをかけて、“キラリ光る”技術にしていくのかが重要となってきます。さまざまなお客様や現場の声に耳を傾け、試行錯誤しながらも向上心を持って取り組んでいくことが、一人一人の糧となり、他社にない光を放てる力になるのだと思います。

さらに、その強みを増やしていければ、自ずと弊社の製品の質はもちろん、人材の能力も向上していきます。そしてその強みを、全社員が自信を持って発信し、提案の幅を広げていくことで、会社全体の成長にもつながるはずです。

キラリ光る大商木材の技術。まだまだ成長過程ではありますが、さらなる光を放ち続けていけるよう、全社員が心をひとつにして取り組んでいきたいと思います。